仕事柄あれやこれやって話聞いているんですけど
なんか、すげー話を聞いてしまいました。

スタチン系の薬、メバロチンとかリピトールとかリバロとか
肝臓でコレステロールの合成を阻害する薬を総称して
スタチン系とかHMG還元酵素阻害系とか言ってたりします。

これ、結構重要な副作用がありまして
横紋筋融解症（つまり足とか腕とか指とかの筋肉が溶けてしまう病気）です。

ここまでよく言われる話なんですけど
横紋筋融解症までね。

たまたま来た患者さんはリバロとか飲んでいると動悸がしたり、
身体がえらくてなかなか動くことができなかったりしたそうです。
横紋筋融解症は一般的に身体の腕や足の筋肉、つまり骨格筋が
溶ける病気なんですけど、胃腸などの内臓の筋肉は種類が違うので
解けたりします。


例外はあります。
心臓の筋肉は骨格筋と同じ構造をしているので
理屈としては解ける可能性はあります。


ただ、心機能が低下したとかそういう報告がないので
心筋については解けません（解けないだろう）っていうのが
一般論だそうです（一回調べてみた）
体内のK（カリウム）がおかしいことになっていたら
解ける可能性はあるんですが
そうでない場合はよくわかりません。

横紋筋融解症になった人の心機能までちゃんとチェックしてないから、
たぶんそういう話になった可能性は否めませんが。

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